訪問介護の仕事に興味ある人のため、ホームヘルパーになるために必要な資格をご紹介します。
訪問介護員として働くには、研修を受けることが必須です。訪問介護員になるための資格の種類や取得方法、費用などを解説します。
訪問介護員(ホームヘルパー)に必要な資格
訪問介護事業所でホームヘルパーとして働くには、介護職員初任者研修の資格が必要です。また、上位資格である介護福祉士実務者研修や介護福祉士の資格を持っている方も、訪問介護の仕事に携わることができます。

介護職員初任者研修
介護職員初任者研修は、介護の基礎的なスキルを習得できる入門的な資格です。難易度が比較的低いため、介護未経験の方も取得しやすいという特徴があります。介護職員初任者研修さえ取得すれば、すぐに訪問介護の仕事をできるようになります。
資格の取得方法
介護職員初任者研修を受講する方法は「通学」と「通学+通信」の2通りがあります。130時間の研修カリキュラムのうち、40.5時間までは通信で受講することができます。カリキュラム終了後に行われる、学習内容を確認するための筆記試験に合格すれば、介護職員初任者研修を取得することができます。
取得にかかる費用・時間
介護職員初任者研修の受講にかかる費用は約3~15万円で、スクールによって金額が異なります。資格取得にかかる時間は約1ヶ月です。
介護福祉士実務者研修
介護福祉士実務者研修は、介護職員初任者研修の上位に位置付けられている資格で、受講要件はありません。訪問介護における、より実践的な介護のスキルを身につけることができます。介護福祉士実務者研修を取得すれば、訪問介護サービスの調整役であるサービス提供責任者へのキャリアアップも可能です。
資格の取得方法
介護福祉士実務者研修は、450時間のカリキュラムが用意されています。通信受講することができますが、「介護過程Ⅲ」と「医療的ケア」は通学して受講する必要があります。
取得にかかる費用・時間
介護福祉士実務研修の受講にかかる費用は、約10万〜25万です。受講料は保有資格や研修の実施期間によって異なります。
介護の資格を持っていない方が介護福祉士実務研修の資格を取得するには、約6ヶ月の期間が必要です。介護職員初任者研修など他の資格を取得している場合、履修済みの科目は免除となるため、その分短期間で取得することができます。
生活援助従事者研修
生活援助従事者研修を取得すると、調理・洗濯・買い物など、利用者の身体に直接触れない「生活援助」専門の訪問介護員として働くことができます。
生活援助従事者研修のカリキュラムは59時間で、介護職員初任者研修より短期間で修了します。取得しても食事や入浴をサポートする「身体介助」は行えないため、携われる業務は限定的になります。しかし、生活援助の業務は身体的な負担が少ないというメリットがあります。
※研修受講料、研修受講期間、通学or通信などは各養成機関ごとに異なりますが、2018年に新設された研修であり、実施している研修期間はまだ多くありません。
どの資格を取得すればいい??
訪問介護に携わりたい方におすすめの資格を、状況別に解説します。
未経験・無資格の介護職員

未経験もしくは無資格の介護職員の場合は、受験資格のない「介護職員初任者研修」や「介護福祉士実務者研修」がおすすめです。介護の仕事をしたことがない人は、学習範囲が狭く短期間で修了できる「介護職員初任者研修」から取得すると良いでしょう。
ヘルパー1級・2級を取得している場合

ホームヘルパー(訪問介護員養成研修過程)と介護職員基礎研修の資格は、2013年に廃止されましたが、現在でも有効な資格です。ホームヘルパー2級は介護職員初任者研修、ホームヘルパー1級・介護職員基礎研修は介護福祉士実務者研修と同等の扱いになります。そのため、ホームヘルパー1級・2級または介護職員基礎研修を取得していレバ、新たに資格を取得しなくても訪問介護員として働くことができます。なお、ホームヘルパー3級を保有している人は、訪問介護員として生活介助のみ行えます。前述した生活援助従事者研修と同じく、身体介助は行えません。
いかがでしたか??
訪問介護の資格は研修を受ければ、比較的簡単に取得することができます。
優京careでは、一緒に働ける仲間を募集しています♪
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